口腔機能低下症

口腔機能低下症は、自覚症状を持つ方が少ないです。50代の約2人に1人が該当するというデータもあるんですね。

それでは、一体どのような状態を指すのでしょうか。

お口の中の衛生状態が悪い、口の中が乾燥している、咬む力が弱い、舌や唇の運動機能が低下している、舌の圧力が低下している、物を細かくしたりすりつぶしたりする能力が低下している、飲み込む機能が低下しているという7つの検査を行います。3項目以上が該当するものを「口腔機能低下症」と診断することが提唱されました。(2016年・日本老年歯科医学会)

もし、口腔機能低下症と診断されたら、そのまま放っておいていいことはありません。

そのまま放っておくと、食べられる量が減ったり、徐々に食事が困難になっていったりします。全身のフレイル(加齢により心身が老い衰えた状態)や要介護の原因となる可能性があるので、注意してください。

いつまでも健康で美味しい食事を摂るためには、お口の機能の維持や向上を図っていきましょう。もちろん、定期的な口腔機能検査も必要です。

噛めない、噛みにくいから、柔らかい食事が増えてきます。そうすると、栄養素が偏り始めます。そして、食べる力が低下して、噛めない、噛みにくいから、更に柔らかい食事が増えて・・・・・・と、循環していくイメージです。

食べられなくなれば、十分な栄養をとることができず歩くことが難しくなります。

当院では、口腔機能低下症の検査も行っています。
https://tomos-dental.com/07.html

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