つばを吐くのは実はもったいない
つば、唾液の役割についてです。美味しいごちそうを目にすると、唾液が口の中にたまる経験はあると思います。
口の中が乾いていると、ご飯の美味しさが減っている気がしませんか?
夜ご飯を食べながら、食べ物の番組を見ている食いしん坊が言っているのだから間違いありません。
実は、唾液には役割があります。簡単に、唾液成分を見てみましょう。
ちなみに、唾液の約99.5%は水分でできています。そして、1日に1.5Lくらいの唾液が作られています。
①消化作用のあるデンプンを分解する酵素。
②ムチン: 唾液のネバネバしている原因は、ムチンです。この唾液が十分に出ていないと食べ物を上手く飲み込めません。喉を食べ物が通過するには、湿らせておく必要があるんです。せんべいのような乾き物を食べるときは、唾液だけでは十分に湿らせられないので、飲み物が欠かせませんよね。
③殺菌作用をもつ成分。
などがあります。
唾液は、食事の時以外にも分泌されていて、唾液に含まれている殺菌作用をもつ成分が口の中の菌の繁殖を防いでいます。口の中の菌は、口臭の原因にもなりますので、唾液が菌をやっつけてくれるというのは、助かります。
実は唾液は大事なものだったんですね。