朝ご飯を食べる前に歯磨きをしましょう

「どうせ食事の後に歯を磨くのだから、御飯食べる前に歯なんて磨かないよ」ってみなさんお考えのことと思います。
私もそうでした。汗)

私達の口腔内にいる細菌は、様々な経路で全身に運ばれていきます。特に歯周病に関わる最近は、糖尿病、動脈硬化症、狭心症や心筋梗塞、早産・低体重児出差などと関係していると言われています。そのため、できるだけ体内に取り込まないようにしたいですよね。

歯周病は、歯周ポケットと呼ばれる場所で最近が繁殖して、それらが炎症を起こして赤く腫れてしまったり出血したりする病気です。炎症が起こっている部分では、目に見えない傷ができて、そこから細菌や細菌の出す毒素が血管に入り、どんぶらこして全身に運ばれていくと言われています。

ですが、それだけだと説明がつかないことが多く、研究が重ねられてきました。そして、唾液とともに飲み込んだ口腔内の細菌が、腸内細菌に悪い影響を与え、全身に悪影響を及ぼすのではないかという考え方です。

私達は、1日に唾液を1-1.5L飲み込んでいます。その唾液の中には多くの細菌が含まれています。ですが、胃では胃酸が出ています。空腹時の胃の中は、強酸性なので、この中でほとんどの細菌は生きることができず死んでしまいます。

一方、食事をした後の胃液は弱酸性に変化します。この状況になると生きていられる細菌も出てくることがわかりました。

歯周病に関わるポルフィロモナス・ジンジバリスを培養して行った実験では、pH3の人口胃液中に2時間さらした後でも約7割が生きているという結果が出たそうです。

起きている間は、唾液が出てきて口腔内を洗浄してくれるのですが、寝ている間は唾液の分泌が減少します。つまり、寝起きはお口の中が非常に不衛生な状態です。そのまま食事をすると、口の中で繁殖した細菌も一緒に飲み込んでしまうことになります。

ですから、理想として朝起きたら歯を磨く。食事をした後も歯を磨くということになります。

ちなみに、食後は口の中が酸性になり歯が溶けやすい状態になります。特に酸っぱい系の食べ物や炭酸飲料などの酸性度の高い飲食物を食べたり飲んだりした後は注意してください。

ぶくぶくうがいなどをして、口の中のさんを洗い流した後に歯磨きをするのがオススメです。

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1件の返信

  1. 2024年9月3日

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