乳歯と永久歯の見分け方

まずは、乳歯と永久歯の基本的な違いについてお話します。

・サイズと形状について
乳歯は永久歯よりも小さくて丸みを帯びた形状をしていることが多いです。永久歯は大きくて、縦に長い形をしています。

・色について
乳歯は永久歯に比べて白いです。そして、やや青白く見えることが多いです。永久歯はやや黄ばんで見えることがあります。
これは、エナメル質の厚みと象牙質の違いによるものです。

・根っこの形状
乳歯の歯は成長とともに吸収されていきます。そのため、短くなるか完全になくなってしまうことがあります。
一方、永久歯の根は完全に形成されていてしっかりとした形状を保ちます。

・混合歯列期(永久歯と乳歯が存在する時期のことです)
実は歯の生え変わりには、一定の順序と時期があります。通常は、前歯から奥歯へと順番に変わっていきます。(個人差はあります)乳歯は全部で20本あります。一般的には6歳から12歳頃まで続きます。この期間中は口腔内は発育に伴い大きく変化します。

・歯の揺れ
乳歯は永久歯が生えてくる際に抜けるため、混合歯列期には乳歯が揺れることがよくあります。
揺れている歯は乳歯である可能性が高いです。

・歯の状態
乳歯は永久歯と比べて摩耗しやすく、すり減っていることが多いです。永久歯はエナメル質が強く、すり減りにくいという特徴があります。


歯の生え変わりのケアと注意点

①定期的な歯科検診を受けましょう。
歯の生え変わりの際には、歯科医師による定期的な検診が重要です。歯の発育状況やかみ合わせの確認を行います。

②口腔ケアを徹底していきましょう。
永久歯が生え始めたら、特に6歳臼歯は虫歯になりやすいです。丁寧なブラッシングをしましょう。

③歯並びの観察
生え変わりの時期には、歯並びの乱れや顎の発育に注意が必要です。場合によっては矯正治療が必要になることもあります。

歯の生え変わりは、個人差が大きいです。心配事があれば、歯科医師に相談しましょう。

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