虫歯って
虫歯(齲歯)は、ある特定の病原細菌が感染したために起こるのではありません。
もともと、口腔内に常在しているミュータンス連鎖球菌を中心とする虫歯原因菌が増殖したために起こる細菌性の疾患です。
虫歯原因菌が、食べかすや唾液とともに歯に結びつき、歯垢(プラーク)を形成すると、そこで虫歯原因菌が増殖して、酸(乳酸)などを産生するんです。
この酸によって、歯のエナメル質が溶けて虫歯へとなっていきます。
POINT①
虫歯原因菌が酸を産生するのに「糖」を使います!
→糖質を多く摂取する食生活を続けていると虫歯になりやすくなります。それは、虫歯原因菌が酸を産生するのに食品中の糖質を利用するからなんですね。
POINT②
虫歯予防には、定期的な歯磨き。上手にできなかったりサボってしまったりで、歯石ができてしまったら、歯医者さんでお掃除をしましょう!
虫歯予防には、虫歯原因菌が歯垢を形成しないようにすればいいわけですよね。
では、歯垢はいつくらいから作られるんでしょうか?
歯磨き後24時間以内に始まると言われています。
つまり、定期的な歯磨きを怠けてしまうと、歯垢は固まって歯石に変わってきます。
歯石は、ブラッシング(歯磨き)では、取れないので、歯科医院でお掃除する必要があるんです。